ひかげ読書

本と漫画と時々色々

「口笛が聞こえる」 悪の教典/貴志祐介

映画ってあんまり見ないんですけど小説や漫画で好きな作品が映像化されると割と見に行ってしまいます。悪の教典もそんな一つでした。

これのおかげでとってもグロいのを見れることが分かってしまったので続いて「ヒメアノ~ル」見に行ったなぁ。どっちも簡単に人が吹っ飛んでて逆に笑えてくるのが困る。

「黒い家」の方が芯からやばさが伝わって心臓が痛くなるタイプの怖さであれもめちゃくちゃ好きだけど、ハスミンラブなので今回は悪の教典をチョイス。

【あらすじ】

高校の英語教師である蓮実聖司は問題児ばかりのクラスをうまくまとめ、生徒や保護者や同僚たちから人気があった。しかしその正体は、自分の邪魔をする者を容赦なく排除する生まれながらのサイコキラーだった。

 

【感想】

 小説を最初に手にしたときの感想は、とにかく分厚い!多い!でした。色々な紆余曲折があり、一番有名なクラス皆殺しのシーンまでが長く感じるがすべてが「いかに蓮実がやばいやつか」ということをしっかり植え付けるために必要な伏線なので、ちょっとだけ耐えれば大丈夫。

まあその紆余曲折の間にも色んな方法で殺しちゃってるから飽きないんだけどね。

 

下巻の例のシーンはとにかくぽこぽこ人が死にます。律儀に数えちゃうあたり抜かりが無いねハスミン。結局抜かったのだが結果、計画はズタボロになるんだけどね。最後は貴志祐介らしい「なるほどそれねー!」という終わり方。

映画のラストは懲役がついていて、それが不評の原因となっているそうですね。原作小説ではそこら辺は明示されていなくて、心神喪失が適用されたとかそういうことは分かりません。あれは出しちゃだめでしょう。ていうか30人以上?殺したらさすがに死刑でしょう...でもハスミンだからなぁって思わせるぐらいのキャラがハスミンがハスミンたる所以ですね。さすが。

 

小説→映画の順番で見ましたが、吹越満演じる数学教師の釣井の電車のシーンがあんな感じで撮られていたのがよかったです。そうそうあれぐらいの感じがいいんだよ。なにが?

あと伊藤英明のケツがきれいでとてもよかったです。なにが??