「ぜーんぶほんと!」嘘ばっかし/天野祐吉
8月が終わりますね。全国の子供たちは宿題が終わったのでしょうか。
自分はワーク系は速攻終わらせて、ポスターのみ最後の最後まで残ってた勢です。懐かしいですね。
で、またまた小学校の時の思い出の本です。好きすぎて大人になっても図書館で借りてたなぁ。
【あらすじ】
「空気のかんづめ」「ホント発見器」などうそのようなほんとのような嘘だらけの商品がたくさん出てくるユーモア本。嘘をつくのは本当に楽しい。
【感想】
タイトルの通り、あとがきでも書かれているのだがこの本の中身はぜーーんぶ嘘です。
一つの品に対して3ページほどで書かれていて、イラストや写真も添えられている。その品の出来た経緯や歴史なども事細かに書かれていてなかなか読み応えがある。全部嘘だけど。
嘘をつくことはよくないと言われているし、昨今の情勢もありエイプリルフールですら企業のネタサイトなども今年はあまり作られなかったりしていた。
けど、クスッと笑えるようなだれも傷つかないような嘘は逆にがんがんついてったほうがいいのかなぁと思える読後感。嘘をつくにも学がいるっていうのが筆者の書き口から伝わる。うーんユーモアはやはり色んなことに精通していないとだなぁ。
ちなみに似た系列で「ないもの、あります」という作品もあります。こちらは嘘ではなく「転ばぬ先の杖」「堪忍袋の緒」など耳にするけれど実在しないものが実在していたらという妄想小説。こちらもユーモアに富んでいて子供にもお勧めしたい作品。大好き。
小学校2年生ぐらいのときに学校の図書室で出会ったような気がするが、定期的に読み返したくなるのでそろそろちゃんと購入しないといけないなぁ。