ひかげ読書

本と漫画と時々色々

私的人生の推し漫画5選

小説メインで書いているブログですが、歴で言うと圧倒的に漫画の方が長いです。

物心ついたときにはもう読んでたのでかれこれ25年ぐらい?

父親が週刊ジャンプ・サンデー・マガジン+月刊のジャンプ・マガジンを欠かさず買っているような人で家には漫画が大量ありました。読むなってほうが無理よ。

 

というわけで小説のことばっか書くのもなんだしただただ好きな漫画について書きます。ジャンルも年代もバラバラ。

 Q.E.D.証明終了 Q.E.D. iff/加藤元浩

推理漫画といえば 金田一シリーズ、コナンが二大巨頭だと思います。自覚あります。分かってます。

だ と し て も!自分は一生「Q.E.D.」を推し続けます。

MITを卒業し日本の高校に編入した天才・燈馬想と体力と正義感と行動力がピカイチの水原可奈の二人が様々な事件を解決していく一話完結物の推理漫画。

無印の全50巻と高校三年生になった続編iffが既刊19巻と長寿作品です。

魅力はなんと言っても燈馬と可奈のコンビ。頭脳担当と体力担当のかわらない分業。二人の信頼し合っている関係性。可奈が怪我したときとかに感情的になる燈馬くんまじお前...ってなる。

話の軸に数学や物理学など理数系の分野が絡まることも多く、その他にも心理学、民俗学などなど多岐に渡る。読んでるだけで色んな分野の知識を知ることができるので本当に楽しい。

姉妹作品として燈馬の従兄弟である榊森羅が主人公の「C.M.B.森羅博物館の事件目録」があり(全45巻)、こちらも一話完結でQ.E.D.よりも日常の謎にだいぶ寄っている。博物館館長らしく、生物学、地学、歴史などが話の軸になることが多い。

推理物が好きな人でまだ読んでない人には本当にお勧めしたい。まじで。

ドラマ?なんの話ですか?

 

 地獄先生ぬ~べ~/真倉翔岡野剛

あんまりキャラ萌えするタイプではないのですが、どうあがいても二次元の初恋はぬ~べ~です。いつの間に年齢越してたんだ...?

週刊少年ジャンプで連載していた有名妖怪漫画。超怖がりだった幼稚園児の当時の自分はビクビクしながらなぜか家に唯一あった4巻を読んで衝撃を受けました。

その後もちょこちょこ買い集め、本誌でも読みごりごりにはまりました。怪奇物が好きになったのは確実にこれのせい。

初期は王道の妖怪が多く出るが、中盤~後期にかけてはかなりバトル物に。そんな中突然あらわれたメリーさん回はまじでちびるぐらい怖かったです。伝説のパンツ回って今なら発禁ものでは?

こんなに好きだ好きだと言ってますが、6巻だけは今でも手に持つのも嫌です。伝説の見開き赤いちゃんちゃんこがいるんですよ...怖すぎて未だに読めない。

ドラマ?なんの話ですか?

 

 アイシールド21/稲垣理一郎村田雄介

父親と兄貴の影響で野球とサッカーのスポーツ物は飽きるぐらいに読み倒しましたが、スポーツ物の最高峰はやっぱりこれでしょう。

現在、原作の稲垣氏は「Dr.STONE」の原作を、作画の村田氏は「ワンパンマン」の作画と第一線で活躍中。そんな二人のタッグが面白くないわけがないだろう!

いじめられっ子のセナが俊足という唯一の武器でアメフト部に強制入部させられる。最初こそ嫌々ながらも徐々にアメフトの楽しさに目覚め、勝つために仲間と努力する王道ストーリー。

熱すぎるぐらいに熱い。好きなシーンが多すぎてどうしようもねぇ。好きなキャラも多すぎて何も言えねぇ。とにかく読んで。

(でもやっぱり好きなシーンはムサシが帰ってくるシーンだな...痺れる)

 

 パスポート・ブルー/石渡治

ここから2作は知ってる人少ないかもしれないのでゴリゴリに推していきたいと思います。

週刊少年サンデーで連載していたこちら。めっちゃ古いけど「B.B.」の作者って言えば分かるかな?「B.B.」も「LOVE」も大好きだけど心が揺さぶられる作品としてこちらを挙げたい。全12巻。

主人公のまっすぐが子供時代に種子島宇宙センターのロケット打ち上げを見たことから幼なじみと共に宇宙飛行士を目指す話。

そんなに悲惨にしなくてもいいじゃん!と叫びたくなるぐらい悲惨な出来事を経て最後には夢を叶えるのだが、最後までなかなかエグい。最後B.B.じゃないか。

これを読むと「好きなことのために学ぶって大事だなぁ」と毎度感動できる。勉強はなにやってもやっぱり無意味じゃないよ。

古本屋でも相当見つからない作品だがぜひ機会あれば一読を勧めたい。

 

 死化粧師/三原ミツカズ

これは完璧自分の趣味です。至る所で言っている「金と学があれば法医学者になりたかった」人間な自分。高校時代にこの漫画に出会い、エンバーミングという言葉を知りました。

遺体衛生保全また、身体欠損等の修復などを施すエンバーマーが主人公の話。

アメリカやヨーロッパは土葬文化のためエンバーマーは弁護士と同じぐらいの地位を築いているが、日本では火葬文化のためその処置を行うことが稀である。

この漫画を読んだ頃は専門学校も無かったが、震災などによりその価値が見直され現在では専門コースを設けていたりしている。

なんでこんなに惹かれるのか分からないけど、自分で思うのは誰がどんな生き方をしても避けては通れない必ず行き着くところだからかなと。死ぬことは絶対なのだからその死者に対して精一杯の敬意を持つこの仕事がすごいかっこいいと思うのだなと。

実家にあるからまた読みたい。

 

異常な文字数書いてしまった。ここまで読んでくれた方ありがとうございます。

気になった漫画があれば嬉しいです。